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南海トラフ地震、気になりますね。
皆さん備蓄や避難方法の確認など準備はできていますか?
私は水や食料の備蓄はしていませんが、次のものを準備しています。
・カセットコンロとガスボンベ・・・被災時に熱源を確保しておく。被災時は病院が混雑する可能性が高いので、お腹を壊さないよう食材に熱を入れたり消毒用のお湯をわかすため。
・古着・・・上着、下着、靴などもう使わなくなったものを使わないバッグに入れておく。自分のサイズに合った服なので支給品のサイズが合わないのを避けるため。
・給油・・・被災時は電源の確保ができなくなり、スマホが使えなくなる。充電器とエアコン、ラジオ、ロックなどと同時に移動できる車が避難基地になる。
もし地震が起きた時の行動順序も確認しています。
1.給油 2.自販機で水分確保 3.緊急連絡アプリを確認 4.家族を集める 5.避難所の近くに移動
しかし地震が起きた時にどこにいるかは運です。
そこで、少なくとも自宅がどうなるかある程度調べておくのがいいと思います。
例えば小さな地震でも地盤が弱い場所には道に亀裂が入ります。
この写真は私のお店がある商店街の道路ですが、道を横断するようにヒビが入っています。
道の端にヒビが入ってないのは今年の春に舗装をし直したからですが、このように道を横切るヒビが入るのはコンクリートの劣化ではなく、地震の際に断層があったからだと考えられます。
皆さんの自宅や職場の周りのアスファルト、コンクリートにこのような地震の爪痕が残っていないか確認してみてください。
ヒビが建物の下に向かって走っているなら、その建物は危険かもしれません。
次の写真は土居町の砕石所です。
地層が海に向かって下がるように大きく傾いています。
海に近い地層は2万年ほど前は海底だったと考えられます。
(地層は海に流れ込んだ土砂が層になって溜まってできるものです)
これが傾いているのは、海側の地盤が沈下しているからです。
昭和南海地震では土居から川之江にかけての海岸が20㎝~70㎝沈んだそうです。
そのため海面が上昇したような形になり、台風の際に海岸近くの田畑が高潮の塩害をうけるようになりました。
四国中央市の海岸沿いに古く長い堤防があるのはそのためです。
このように海岸沿いの地盤の影響が顕著ということは、四国中央市の心臓部ともいえる埋立工業地帯は激しい液状化現象に見舞われるということを意味しています。
実際ハザードマップでも四国中央市はほぼ全域が震度6以上の想定がされており、沿岸部の液状化は最大級の深刻度と予想されています。
他にも大規模盛土造成地の滑動崩落予想地域(山田井や山間部の谷間を埋め立てた土地)に自宅や職場が入ってないかも確認しておくと良いでしょう。
ともかく自然災害の爪痕はかならずどこかに残っています。
意識してみると不自然なヒビや段差が見つかると思います。
そして何より大切なのは、普段から地域の防災訓練や防災活動に積極的に参加して観察力を高めておくことでしょうね。
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