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執筆者の写真Keiji Takemura

私の政策設計方針


ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は政策を考えるうえでの私の基本方針をご紹介します。



ここ数年間で四国中央市を盛り上げるための政策を考えていました。

多くの政策、アイデアがあるのですが、私がそれらを考える時の指針をここに記しておきたいと思います。



1.すでにあるものを使う

2.予算は可能な限り小さく

3.小さい予算で始めて大きく育てる

4.採算性のある事業を設計する

5.政策のゴールを決める

6.効果測定を実施する

7.市の強みを活かす




1~3は言うまでもなく失敗のリスクを減らすことが目的です。

いきなり大金を投じて、利用者が少なかったり、利用頻度が低かったり、維持費がかかったりしては負の財産となります。

小さく始めて、7.効果測定をしながら認知度を高め、需要の高まりを確認してから予算を設定して大きく育てるのが失敗の少ない政策になると思います。


4.採算性のある事業を設計するというのは、市政における箱もの行政が採算性を欠いていると思われるからです。


例えば寒川ふれあいビーチ。10億円を投じて砂の入れ替えをし、流砂のたびに砂を加えています。

しかし使われているのは夏の1か月間です。

これは年間使用率8%ということになります。

もしBBQ施設を駐車場に併設して、オートキャンプができるようにしたらもっと利用率を高め採算の取れる設備に近づけると思います。ビーチの隣の浜辺に柵で囲いを併設すれば、犬の足にやさしいドッグランを作れます。

砂地なので芝生を植えて管理する必要もありませんね。

バイパスが出来て使われなくなった道路があります。ここには車が進入できないので、子供たちがスケートボードやインラインスケートなどで遊ぶのにぴったりです。

このような「許可」が降りるだけで年間を通して子供たちが遊べる場所になります。

おのずと夏のビーチの利用客も増え、それを目当てに冷たいドリンクやアイス、かき氷のキッチンカーの出店が見込めるでしょう。

冷たい食べ物が常備されているのは熱中症対策にも有効です。

キッチンカーがまとまって駐車できるスペースを作れば、簡易フードコートの出来上がりです。

スペースの利用料金を設定すれば、採算性がすこし上がりますね。


行政はだまっていても法人税や固定資産税で財布が膨らんでいきます。

使うだけでなく、市民がお金を使って楽しめるように、採算性を高めたり、収益という視点のある事業を行ってもらいたいです。


三島公園もピクニック公園や広場が整備され、美しい公園に生まれ変わりました。

しかし駐車場がありません。

あのきつい坂を歩いて登るのは、高齢者や小さな子供たちには無理です。

慰霊塔あたりを開いて立体的な駐車場を作り、広場への通路を繋げれば子供たちであふれる広場になることは間違いないでしょう。

利用者が増えてこそ、作った価値があるというモノです。

利用しにくいのでは税金の無駄遣いです。



5.政策のゴールを決める

時折ゴールのわからない政策が行われています。

例えばガントリークレーンライトアップに1700万円などです。

市民を元気にするため、港の象徴であるガントリークレーンをライトアップしましたが、誰か元気なりましたか?

6.効果測定という視点があれば、例えば市民8万人が200円分の元気をもらえると考えられます。

しかし市民全員がライトアップを見に来たわけではありませんし、仮に1000人の市民が観覧したとしても一人当たり1万7千円の費用をかけたということになります。

新幹線で東京まで行けますね。


7.市の強みを活かすということを考えてみましょう。

この市の強みを挙げていくと


・紙の生産額日本一

・災害が少ない

・埋め立てが広い

・防波堤が長い

・見晴らしのいい場所にお城がある

・巨大な煙突がたくさんある

・Xハイウェイの交点

・里芋の生産地

・健全な財政


などいくらでもあります。

強みは1.既にあるもの なので、強みを探しつつ使われてない既存の施設や設備を利用するアイデアを考えています。



こういった設計方針のもと、作られた政策のゴールはもちろん


市民が楽しく暮らせる街


になることです。

この街に住んでてよかった、そう思える政策を考えてまいります。





























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