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執筆者の写真Keiji Takemura

私の生い立ち2 中高校編

ブログに訪れてくださってありがとうございます!

この記事では、私の生い立ちや成長の過程で感じたこと、経験してきた出来事を振り返りながら、皆さんに少しでも楽しんで(?)いただけるようなエピソードをお届けしたいと思っています。

それぞれの人生には色々な背景があり、それが今の自分を形作っています。

私もまた、少し変わった家庭環境やユニークな経験を通して多くのことを学んできました。

どこか共感していただける部分もあるかもしれませんし、「こんな人生もあるんだ」と新しい視点で楽しんでいただけたら嬉しいです。




中学時代:三島東中と野球部での日々


中学入学と同時に、父の圧力で野球部に入部しました。

父は「将来、野球で食べていけるかもしれない」と言っていましたが、当時の私はリトルリーグでも補欠でしたし、正直、野球が好きとは言えませんでした。

そんな私でも「根性があれば何とかなる」と信じていた父の期待には応えようと努力していました。



しかし、当時の野球部は大人気で部員も多く、練習ではほとんどボールに触れることができませんでした。

私がやっていたのは、ひたすらの「声出し」。

上級生が気に入らなければ、当時はどこでも当たり前にあった「ケツ★バット」を受けることもありました。

そんな日々の中、練習時間の長い土日は友人の家でサボっていました。

ファミコンに夢中になり、ゲームの「ドルアーガの塔」で遊んだりして、少しの息抜きを楽しんでいました。

当然上級生からの覚えも悪かったのですが、私が悪かったですね。

二年生の夏休みで転校したのですが、知らぬ間にバッティングマシンを壊した犯人にされていたのは後で聞いて驚きました。(壊れかけのマシンだったのですよ)




新しいスタート:三島南中への転校


父は当時ガソリンスタンドを経営していましたが、1980年代のプラザ合意で為替レートが円高に振れると、ガソリン価格が下がることを見越してスタンドを売却しました。

そして、豊岡町の海岸へと移住することになり、それに伴って私も三島南中に転校することになりました。


新しい学校で再び野球部に入りましたが、東中とは異なり、ここでは少人数でのびのびと練習を楽しむことができました。ボールにも触れる機会が多く、毎日の練習が楽しくて、休むことなく部活動にいそしんでいました。

三年生になり部活動が終了したころ、父は突然「医学部に進め」と言い出しました。

当時は医学部に進むということがどういうことかわかっていませんでした。

私はもちろんですが、おそらく父もそうだったのでしょう・・・。

これが地獄の入り口だと親子そろって気が付いていませんでした。







高校に進学すると、プロ野球への夢はさすがに父も諦めたようで、野球部への入部は強制されませんでした。

そこで友人の誘いでラグビー部に入ろうと考えていました。

野球やサッカーのようなテクニカルなスポーツは苦手でしたが、ボールを抱えて走るだけならできそうだ、柔道の組み合いの経験も活かしてタックルにも耐えられると思いました。

さらに「週休二日制」という言葉にも惹かれました。(ウソでしたけど)



ただ、父に相談すると「ラグビーは絶対ダメだ!」と強く反対されました。

理由を聞くと「ラグビーやると疲れて勉強できなくなる」という意見です。

しかし父は高校時代にラグビー部でキャプテンをしていたはず。

過酷な練習で学業が疎かになったという経験をしたというのですが、今思えば勉強ができなかったのを部活のせいにしているだけだったのかもしれません。

部活に入れなかった、私は帰宅部でのんびりとした高校生活を送ることになりました。



大学受験と将来の夢

父が医学部を勧めた理由は、単に高収入という理由でしたが、当時の私には、医学よりもコンピューターの未来に魅力を感じていました。

ちょうどMS-DOSからWindows3.1に移行する時期で、コンピューターの可能性に心を奪われていたのです。

しかし、父はそれに賛成してくれず、私が希望していた英語の道についても、「通訳で食べていけるのか」と反対されました。

当時は国立理系クラスにいましたが、二学期の定期考査は5番目だったようです。

(私の記憶ではもっと悪いかと思っていましたが)






小象の教育の効果はいかんなく発揮され、私は父に反抗できません。

医学部を目指すことになりましたが、勉強への集中力を維持するのは難しく、いつの間にか長い浪人生活が始まりました。

最初の2年は精一杯努力していましたが、次第に何をしているのか分からなくなり、気がつけば7年もの年月が経っていました。

7年です。

人生の一番輝かしい時期は自宅での軟禁生活で終わりました。

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